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解決策 ソケットリフト
ソケットリフト
上顎洞へのアプローチ
上顎洞とは頬骨の内側辺りに位置する空洞のことで、奥のほうで鼻の穴(鼻腔)とつながっています。
上顎洞とインプラント治療のかかわりですが、上顎の奥歯を失ってインプラント埋入を検討する場合、多くのケースでは上顎洞までの骨の高さが足らないことが多く、その結果インプラント埋入に苦労することがよくあります。
傾斜埋入のケースはまさにその典型的な例といえるでしょう。傾斜埋入することにより、上顎洞には触らない方法で対応可能でしたが、逆にそのようなケースのほうが少なく、上顎洞に対して何らかのアプローチをせざるを得ない症例が多いのが実情です。 このセクションでは、上顎臼歯部インプラント埋入に際して上顎洞が障害になっている場合に、当院が通常行っているインプラント埋入を可能にする考え方・テクニックについての説明をいたします。
ソケットリフト
インプラントを埋入するための穴から上顎洞に中の骨を造るテクニックで、一般的に比較的多くの骨(一般的に4mm以上)が残っているケースに用いられるテクニックです。
術後の腫れや痛みは通常のインプラント手術とほとんど変わりません。
しかしながら、デリケートな上顎洞の粘膜(シュナイダー膜)を破らないように繊細な器具操作が要求され、また、直接その状態を目で見て確認することができないため、十分なトレーニングを積んだ経験豊富な歯科医師に任せることが必要とされています。(当院では年間30~40症例)
ソケットリフトとは・・・?
不幸にして歯を失ってしまった場合の治療方法として、インプラント治療が一番優れていると、私は信じて疑いません。しかし上顎臼歯部には、上記の図のように上顎洞(サイナス)と呼ばれる空洞(副鼻腔)があり、それがインプラント埋入の妨げになる場合が少なくありません。
それを可能にする造骨術の一つとして、昔からサイナスリフト法が行われてきましたが、大変負担が大きいものでした。それに対し当院では、非常に負担が少ない画期的なソケットリフト法を数多く実践しております。
治療イメージ | コメント |
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1.上顎洞下壁の粘膜(シュナイダー膜)を穿孔しないように注意しながら、約1mm手前までドリル(トレフィンバー)を進めていきます。 |
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2.ソケットリフター(オステオトーム)を用いて、上顎洞直下の皮質骨を貫通させます。 |
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3.自家骨・人工骨などの骨補填材を用いて、慎重にシュナイダー膜を持ち上げます。 |
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4.骨補填によって作ったエリアに、より長さのあるインプラントを埋入することが可能となります。インプラントの初期固定に問題がない場合は、同時埋入&一回法が可能です。 |
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5.欠損が複数ある場合でも、1~4を繰り返すことによりインプラント治療が対応可能となりますのでご安心ください。尚、事前にCT撮影(実費)が必要になります。 |