インプラントに不安をお持ちの方へ

斜めに埋め込む腫れない、
痛くないテクニック

傾斜埋入(Tilted Implant)

骨が少なくてインプラントを真直ぐに埋入することができない場合、意図的に斜めに埋入することにより問題解決できる場合があります。

傾斜埋入のメリット

    傾斜埋入
  • 斜めに埋入することによりインプラントを既存の骨の中に収める事ができるとともに、造骨を行わないため、治療期間の短縮治療費の軽減を実現できます。
  • 右図のように通常より長いインプラントを使用できるため、力学的に有利になることが多いです。
  • ソケットリフトサイナスリフトに比べて治療内容が単純なので、腫れ・痛みも少ないが、針の穴を通すようなピンポイントの場所へ埋入必要があるため、実践できるドクターは極めて限られます

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傾斜埋入の治療例

CASE1 入れ歯から開放されたい

傾斜埋入レントゲン画像右画像のケースは、他院で骨がないのでインプラントは難しいと言われ、仕方なく入れ歯を使っていた患者さんです。この部位にインプラントを3本埋入しようとすると確かに骨が足りませんので、上顎洞内への造骨が必要になり治療期間の長期化、費用の増加が避けられません・・・。
しかし、当院では傾斜埋入をすれば余計な造骨は必要ないと診断し、手術はわずか30分で術後の痛みや腫れもなく終了しました。

この傾斜埋入によってインプラント治療が可能になった患者さんは数多くいらっしゃいます。ただし、意図的に斜めに埋入するのはある程度以上の経験が必要であり、どの歯科医院でもできるとは限りません。

また、斜めに入れてインプラントが壊れたりしませんか?と多くの患者さんから質問を受けます(ごもっともです!)が、全く問題はありません。治療計画をしっかりたて、適切なバランスの取れた噛み合わせの調整を行うことにより、長期的なインプラントの成功率は従来の方法と同じであるという文献が数多く発表されています。

CASE2

術前

歯を失って入れ歯で過ごしていた患者さん。歯ぐきのラインはアーチを描き、骨が少なくなっていることが分かります。

術後

傾斜埋入のテクニックで無事インプラント治療を行い、しっかりと噛めるようになりました。

レントゲン

左上の斜めに埋まっているインプラントをご覧下さい。上顎洞を絶妙に避けて埋入に成功しています。

CASE3

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